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デイトナ(DAYTONA)パンク修理キットの使用レビュー

人生初のパンクを経験し、それを修復した話。そこそこ長い間バイク乗ってますが釘が刺さってパンクは初めて。

初パンク修理ということで備忘録も兼ねて商品レビューをすることに。

 

今回取り扱うのはデイトナのパンク修理キット。

 

購入に至った理由は

①パンク修理してかつ、空気を入れて走れるまでを一つの商品で完結することが期待できる。

②収納バッグ付である。

③日本語の説明書がついている可能性が高く、私のような初心者でもわかりやすい内容が期待できるため

何も考えなくてもこれ一個で不意なパンクに対応できるなら最高じゃないかと思った。

以下、商品のレビューまとめだけ見たい場合はこちらをタップ、クリックしてください。

 

内容物

以下は内容物品について


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①T型リーマー

②T型フック

③カッター

④ラバーセメント

⑤シール材

⑥CO2ボンベ×3

⑦ボンベカバー

⑧ジョイントバルブ

⑨ジョイントホース

⑩取扱説明書

 

ケースの中身はこの様になっている。①~⑤でパンクの原因の穴を塞ぎ、⑥~⑨のパーツを使ってタイヤのエアを補充する構成。

 

以降は同梱の説明書を見ながらこのキットを使ってパンク補修をする工程を記していく。

 

パンク修理工程

 

私は忘れていますが、切ったり、汚れたり防止のため軍手、手袋推奨です。

1.穴が空いた場所を確認し、異物を抜く

 

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今回パンクの原因となった釘ネジを引っこ抜く。

 

いきなり問題にぶち当たる。異物を引っこ抜くためのペンチ等が無い。車載工具にペンチがある前提なんだろうか。

 

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説明書には記載してあるのだが

 

早速この商品だけで完結することが不可能になってしまった。ここは持っていないとどうしようもないので、自分の工具箱からラジオペンチを取り出して使用する。

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刺さっていたネジ。ラジアルタイヤの場合、溝のもっとも深い場所でも2cm以上のタイヤの厚みがあるらしいのだが、このネジが深く刺さっては貫通するしかなかったであろう

 

2.穴にリーマーを突っ込んで穴を拡張する

 

 

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穴を拡張、あるいは中途半端に空いている穴を貫通させてシール材(補修材)がしっかり穴に入るようにする。針先だけでなく螺旋状になっている部分も切れ味が高く、手を少し切ってしまった。触る際は要注意。

 

穴に対して垂直にぶっさすのがいいらしいが、タイヤをはずさずに縦にしっかりさすのは難しいので意識だけ

 

3.T字フックにシール材をセットする

 

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シール材の準備をする。一枚のシール材に縦向きにミシン目で入っており、分離すると使用できる。五回分あった。

青いテープ部分を外してフックにセットする。

 

 

4.シール材にタイヤセメントを塗り、穴に突っ込む

 

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シール材に塗るセメントは多いくらいがいいと思われる。セメントによってタイヤとシール材が溶け合い、穴を塞ぐ仕組みになっている。穴の外に塗り広げすぎると表面が溶けるので見た目が悪くなる。(試走してたらならされて綺麗になったが)

 

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フックを差し込んですぐ抜くと上手くシール材が留置できなかったので、フックを差し込んで少しだけ待つのがコツかもしれない。特に待ち時間の記載はなかったが、フックを抜去してセメントの硬化を待つために十分ほど待った。

 

5.シール材をカットする

 

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シール材の留置が終わったら飛び出ているシール材を2,3センチ残してカットする。ここでまたも問題が発生する。

キット内のカッターを使用しようかと思ったがチープすぎて切れ味はともかくうまく力を刃に伝えずらく、うまく切れない。シール材も言わば厚手のゴムだから仕方ないのかもしれない。

結局ラチがあかず、手持ちのカッターで切ることに。

 

 

6.エアボンベの支度をする

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ココまで終わったところで、ようやく空気を入れる段階に来た。

ジョイントバルブにホース、CO2ボンベをセットする。ボンベをジョイントバルブにセットする前に、バルブがちゃんと閉まってることを確認しよう。矢印の部分が右回しで硬く動かない状態が正解。ココが甘いままボンベをバルブにセットするとエアが抜けていくので注意。

 

7.タイヤのエアバルブにセットする。

 

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空気を入れる前にボンベにインフレータ(黄色いスポンジみたいな奴)をセットする。エアがタイヤ側に移動すると圧損によりボンベが凍るので、普通に触ると凍傷のリスクが生じる。怪我の心配が減らせるのでここはサボらないほうがいい。

 

 

8.空気を入れる

 

ジョイントバルブを解放して空気を入れる。ここでも問題が発生する。説明書には「17インチタイヤの場合、ボンベ一本につき40kPa入ります」と記載があるが

 

私のバイクの規定圧は250kPa(高速走行時290kPa)

足りません。少なくともタイヤ一本満たすには最低6本以上必要な計算だ。

この時は3本以上手持ちのボンベがなかったので、このまま最寄りのガソリンスタンドに行くことにした。



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近所で一番正確な数値が出る空気入れが置いてあるガソリンスタンドで給油後空気圧を測定。

 

3本入れた後、120kPaの表示。説明書に偽りはなかったようだ。

 

最後に

以上のことをまとめます。

 

商品レビューまとめ

お勧め度:★★★☆☆(緊急時これしか無かったらオススメできるレベル)

 

・タイヤに刺さった異物を抜くためのツールは付属しない。シール材を切るカッターは力が入れずらいので使いづらい。

 

・17インチタイヤを一本満たすには付属のボンベ三本では足りない。ガソリンスタンド等まで走って別途空気を入れることが必要。

 

・緊急走行のみしか考慮しないなら問題なく機能する。遠出に持っていく際は異物抜きのペンチとカッターは用意したほうがいい。

 

・説明書も絵付の日本語で書いてあるので、ネットの繋がらないような山奥でパンクしても安心かも・・・・しれない。

 

 

正直物足りない印象だった。私はボンベを買い足し、ペンチとカッターを収納バックに追加でバッグで入れて私のパンク修理キットは完成とした。

要領をわかっている人なら個別にツールを買って修理キットを自分で作ったほうがいい。

 

 

買い足したボンベ。純正ボンベは高いのでアマゾンで見つけた10本1300円のを購入。一本試しに使用してみたところ、当商品のジョイントバルブに問題なく装着できた。これならば本数で割ると純正の8分の一の値段(2023年5月の段階)になるのでお得だ。

ただ空気圧が17インチタイヤの場合一本あたり何kPa出るかは不明なので、わかり次第載せる予定です。gが同じなので、大きく変わることは無いとは思いますが。

手軽そうなBALのミニスティックも使ってみたいなとは思った。収納バックに入れておくのもいいだろう

 



 

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