caamのブログ

バイクの与太話とアウトドア好きな主のブログです。

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wolf製マイナーズランタン入手-①

 

www.caam-mg.com

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やってしまった。
 
酔った勢いってのは怖い。
 
 
 

                                                                                                                                                

 前書き
 
遡ること2ヶ月前。友人とモニタ越しにキャンプ話をしていた頃の話。
 
セカイモンでケーラーのランタンを買った話をした際
 
サイトをみたらジャンク品で格安だけど、良い感じのランタンを発見
 
競争相手が日本国内だけじゃないので安い入札だとほぼ落ちないのもあって、最低価格で入札して就寝。
 
無論当たらない前提で*1
 
 
翌日の朝までは入札したの覚えていたものの、昼には忘れて過ごし、一ヶ月近くたってから
 
落札完了メールが着て一週間後くらいに家に到着。
 
 
ランタンが
 
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WOLF社製マイナーズランタン
 
 
22000円で落としたものの、ジャンク品。しかもセカイモンの仲介手数料、関税、国際配送料で最終的には39000円ほどのお買い物
 
ジャンク品に4万円近く使うのは小遣い的に痛すぎる。しかもケーラーと同じくアルミ製のランタン、、、思いっきりかぶってしまうことに
 
どうせ買うならイギリス製の有名な真鍮製ランタンとかウルフ社製でも亜鉛メッキ鋼板のにすればよかった
 
 
落札完了メールみてから自分のアホさ加減に5日くらいうなだれていたものの、実物を見たら後悔は吹き飛ぶことに。
 

概要

古物ランタンを取り扱っているブログ様や英語、ドイツ語のサイトやら情報を漁ってみたものの、情報が圧倒的に少ないので、いずれ紙の本でもなんでも調べる予定であるが、

 

今ある情報だけで自分なりに解釈したものを記述することにする。ので正しい情報かは不明。

 

アメリカで当時シェアのあった安全灯を製造している3社の一角、ドイツ発WOLF社の一品。

 

前購入したケーラーランタンのライバル。特許がそもそも無いのか、切れているのか構造パーツは非常に酷似している。製造年の1900~1930年代というとドイツとアメリカはバチバチ争っていたような気もする。

戦時中でも敵国の特許(パテント)とかそういうのは

 

どちらにせよ自国の会社であるケーラーのランタンと、自国製造とはいえ元は敵国の会社のウルフランタンとではかなり差があったかもしれません。そういう目線で見ると、このランタンの随所にMADE IN USAが書かれているのに少し哀愁を感じます。

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どちらもアメリカ鉱山局のマーク*2が記載されている。ケーラーには209、ウルフには210と印字されているので、承認順としてはケーラーが先だったのかも。ウルフ製のほうが会社自体は古い気はするが、資料がすっと出てこない、、、わかり次第、更新予定です。

 
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双方比較するとホヤを保護する支柱、金網を覆うボディ部分の厚み、太さが違います。ウルフ製のほうがかなり華奢な印象を受ける。
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薄いため、強めに指で押すとたわみます。炭鉱内で荒く扱われたらすぐへこみそうです。この辺はケーラー製のが同じアルミでも頑健に感じます。
 
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尻の構造も同じ中央のネジで芯の昇降、横のノブを押し込んでから回して着火。
 
 
タンクを外して着火装置を確認したい所だが、この小奇麗なランタンがジャンク品で格安だった理由である、タンクを開けれない問題をまず解決しなければいけない。
 
翻訳された商品説明を見た限り、前の持ち主は燃料を入れることができなかったため一度も点灯せず、置物として使っていたそうです。
 自分は所持する以上ガシガシ使いたいので、多少破損してでも使うつもりでいきます。
 
 
このタンク部分、軽く回すことが出来るが、ある一定以上回すと回らなくなる。
磁石をつけてもケーラーの磁石錠が開いたときには鳴ったカチンという金属音が鳴らないので、
 
磁石錠が壊れてるか、バネが錆びて固着してるか、閉まったまま機能してない感じがします。
 
ということで取り出すのはこれ
 

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価格:1,602円
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バイク整備における最後の守護神ラスペネ
さび付いた物や焼きついたボルトでも、容易に外せるようになる一品。
 
自分はこいつ使って外せないボルトがあったら店に持っていくか、サンダー等でネジの頭落とす算段をするくらいには信頼しています。
 
 
とりあえず磁石錠がありそうな場所、固着してそうな部分にラスペネを流し込みます。
 
流し込んだ後、パーツがゆがまない割れない程度の力でかるくたたきます。
 
20分くらい放置後、再度磁石を取り付けて回します。軽い抵抗がありましたが、
 
 
 
空けれました。さすが神。ラスペネ神
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かなり綺麗です。中身の金網や着火装置周りははそれなりに錆びているものの、内側にすす汚れが全く無いのと、こすって煤を落とした形跡も見当たらないので、製造時から未灯火なのかもしれません。それはそれで点火するのに躊躇します。
 
買ったばっかりのモニタとかボタンについてる薄いビニール外せない人なんで
 
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タンク周りには真鍮製のパーツが結構ついてます。台座部分は丸ごと真鍮っぽいです。口金部分のみ真鍮のケーラー製に比べ重みがあります。
 
 
タンクとフレームの間に謎のスペーサーのようなスカスカのアルミパーツがありますが、本体がアルミ、タンクが真鍮製なので異種金属腐食を防ぐためでしょうか。
 
着火装置部分といい、ケーラー製に比べて随分細かいパーツが多くて芸が凝ってる気がします。
 
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問題の磁石錠。形は多少違いますがケーラーと構造は同じ。バネが錆びて動きが渋いのであまり機能してませんでした。一本のマイナスボルトでついてるので外します。これで磁石錠は解除完了。
 
 
あとは燃料入れて点火したいとこですが、まだこいつにどの燃料を入れるか決めてないので後日に使用と思います。うまく空いてよかった。
 
 


 <記事に出てきた商品>

商品

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寸評 固着した金属製品あったらとりあえずつかって損は無い。コレは霧状タイプ。Cタイプは液状でこれより強力

 

 


*1:セカイモンの仕様上、時間ギリギリに入札代行してもらうシステムなので、時間内であれば入札規則に触れることなく入札撤回が可能です

*2:

United States Bureau of Mines - Wikipedia

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